2007年8月
2期目にあたって
会長 津曲敏郎
本年7月の総会で、会長ならびに役員の再任をお認めいただき、現体制でもう一期、会の運営にあたらせていただくこととなりました。
2005年度からの2年間、研究会・講演会の実施とならんで、会誌の充実、ホームページの立ち上げと維持、運営財源の確保等に取り組んできました。会員の皆様のご協力を得て、それなりの活動ができたのではないかと思っています。特に会費納入の促進と刊行費の節約、会誌販売等により、多少とも繰り越しにまわす余裕ができたことは、会の安定した運営にとって大変ありがたいことです。これも会員のご理解とご協力の賜物であり、今後は有意義な還元の仕方を考えていきたいと思います。
さしあたり会誌のボリュームを増やすことが考えられますが、そのためには会員の皆様から積極的に投稿をいただかなくてはなりません。もちろんそれには、査読付き学会誌としてのレベルと認知度を上げていくことが伴われなければなりません。また現在年2回のペースで行っている研究会と、日本文化人類学会北海道地区の補助金を得て年2~3回実施している講演会事業も、さらに拡充をはかる余地があります。
実際には、今以上に行事の回数を増やすのはむずかしい面もありますが、たとえば懸案事項の一つとして、札幌圏以外での研究会・講演会の開催があります。広い北海道なればこそ、中央での集約ばかりでなく、各地域に根ざした活動を大事にしていきたいと考えています。
会員の皆様のいっそうのご協力をお願いします。