2017年6月

就任にあたって

会長 平田 昌弘

 岩崎まさみ前会長の後を継ぎ、第8代目の会長を務めさせていただくことになりました。私のような若輩者で良いのかと思う気持ちもございますが、北海道民族学が引き続き有意義な場となるよう少しでも貢献していければとの思いで、この重責をお引き受けすることにいたしました。

 この学会の良さは、小さな学会であるが故の学会員同士の自由で親密な関係 性、肩肘張らずに伸び伸びと研究会で発表することができることにあると思います。いつも学会で、勇気を持って、自分の新鮮な考えを自由に発表してくれる方 がおられます。また、第2回目の研究会は札幌圏外の地方で開催することになっています。地方での博物館や大学など新しい場での研究会開催は新鮮で、新しい ネットワークも生まれることになります。そういった機会や方々を、大切にしていきたいと願っています。貴重で有意義な学術活動であると考えています。

 このような北海道民族学会の良さを活かしながら、多くの方が参加したいと思う学会を皆さんと引き続き力を合わせて創っていければと願っております。今後とも、皆さんが積極的に北海道民族学会に関わり、学術活動を展開下さいますよう、ここに切にお願いいたします。