2008年7月
「北海道民族学」の発信に向けて
会長 津曲敏郎
本年7月の第1回研究会では、5名の会員の方からの研究発表があり、活発な質疑が交わされました。発表者のうち2名が新規入会の方で、そのうち1名は本州から参加された留学生でした。一方で、古くからの会員の発表もあり、若い会員に感銘と励ましを与えました。発表テーマ・対象地域もきわめて多様で、「北海道民族学」の広がりを感じさせました。学問の狭い殻に閉じこもらずに、広い分野の話を聞いて、だれでも議論に参加できることは、本会の魅力の一つではないかと思っています。
研究会に続いて行われた会員総会では、昨年度の事業報告・決算報告と今年度の活動計画・予算案が示され、承認を得ました。会員の皆様のご理解・ご協力のおかげで、会の運営と財源も安定してきました。今後は、会誌の一層の充実(ボリューム・アップとレベル・アップ)をはかり、また本会独自の講演会活動などをとおして、地域に根ざした「北海道民族学」を全国に発信していきたいと考えています。
会員の皆様の積極的な参加とご協力をお願いします。