北海道民族学会の皆様へ

 

2020年7月15日、地理情報システム(GIS)のソフトフェア、データ、出版、提供を行う国際的企業であるESRI社主催の「第9回GIS を使った優れた研究を行っている学生を表彰する Esri Young Scholars Award」に、北海道民族学会員の蟬塚咲衣さん(北海学園大学文学研究科修士1年、手塚薫研究室所属)が選ばれました。

https://www.esrij.com/events/uc/uc2020/report/

 

奥尻島における祭礼を事例に、民俗学的な手法とGIS技術とを組み合わせた研究が、新たな知の創出に貢献したとして高く評価されました。

誠におめでとうございます。

 

追伸

会員の皆様におかれましても、学会賞の受賞など、学術活動において素晴らしい成果が出ましたら、学会事務局にお知らせ頂けますでしょうか。皆さんの活躍を会員に広く伝え、もって学術貢献に資していきたいと思います。

 

北海道民族学会

 

「北大とアイヌ」を考える連続学習会・第5回 (オンライン学習会)を7月31日に開催する予定で、すでにお知らせしておりましたが、話題提供者のやむを得ない事情のため今回は取り止めとし、 日程を延期して後日開催することにいたしました。すでに参加登録いただいた方、あるいはこれからお考えになっていた方にはお詫び申し上げます。

新たな日程が決まりましたらまたご案内いたしますので、ご都合がよろしければ、改めて参加登録していただけましたら幸いです。

以上、ご了承くださいますようお願いいたします。

お問い合わせ:小田博志(このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。

皆様

運営委員会では、昨今の新型コロナウイルスの感染拡大によって多くの学生等が研究教育生活の維持に困窮している状況を考慮し、次のとおり2020年度会費徴収の特例措置を実施することとしました。

 

・特例措置の対象者は、コロナウイルスの拡大感染により会費納入に困難を抱えている学生、大学院生、大学院修了後、無給で研究活動を継続している会員とします。

 

・特例措置により、会費は全額免除とします。

 

・特例措置の適用は、本人による適用を希望する旨の申請によるものとします。

  申請に際しては、電子メールまたは書面にて、下記学会事務局宛に氏名、所属と「特例措置を希望」の申し出をしてください。

北海道民族学会事務局(中田)

〒093-0042 網走市字潮見309-1

北海道立北方民族博物館 気付

E-mail: このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。

 

・本措置は2020年度の会費徴収に限って適用するものであり、次年度以降は単年度ごとに当該年度の運営委員会で審議・決定するものとします。

 

・すでに2020年度会費を納入済みの会員についても、申請により会費返金の手続きを行います。

 その場合、返金希望口座の情報(銀行名、支店名、口座名義、普通・当座の別、口座番号)をお知らせください。

 

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北海道民族学会事務局(中田)

〒093-0042 網走市字潮見309-1

北海道立北方民族博物館 気付

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学会HP: http://hes.official.jp/index.php

 

■総 会:2019年度決算報告、2020年度予算案、その他

■開催方法:メール、および、郵送による遠隔会議

■2019年度決算および2020年度予算案についての採否投票期間:2020年6月15日~6月25日


議事録



1.2019年度決算および事業報告、ならびに、2020年度予算案および事業計画

 監査を受けた2019年度決算および事業報告、また、2020年度予算案よび事業計画について、事務局からの報告があった。メールおよび郵送による採否投票の結果、原案通りに了承された。

  

2.本年度第2回研究会は、2020年秋(10月)に伊達市にて開催することが提案された。新型コロナの状況次第でリモート開催もありえることも合わせて提案された。

 

3.北海道民族学会・日本文化人類学会北海道地区研究懇談会 卒論・修論・博論合同発表会が、2021年2月に開催予定であることが提案された

2019年度学会賞について、次のとおり決定しましたのでお知らせします。

 

○特別賞

山田敦士氏

受賞理由:「中国雲南省のワ語を中心とするタイ文化圏の言語と民族文化の一連の調査研究」において、表記習慣をもっていなかったワ族の表記法導入にともなう正書法の問題性をフィールド言語学により指摘し、ワ語諸方言に対して汎用性のある転写法の確立を優先すべきことを提起し、更には継続的な碑文テキスト研究、テキスト研究を通じた歴史動態の解明にも尽力してきたことが高く評価されるため。

 

○奨励賞

石原真衣氏

受賞理由:「現代アイヌ民族の文化人類学的研究とオートエスノグラフィー論」において、自己をアイヌとも和人とも位置付けられない人々の実態の一部をサイレント・アイヌとして位置づけ、その実態を文化人類学的に描き出し、更にサイレント・アイヌを照らし出すための方法論としてオートエスノグラフィー論の刷新を試みた一連の研究が高く評価され、その独創性の今後の発展が期待されるため。

 

加藤絢子氏

受賞理由:「日本帝国統治下の樺太先住民の法待遇」において、国籍と戸籍が実際の判例や法政策といかに結びついていたのかという関係性に焦点を当て、樺太先住民の法的地位の変遷を分析し、近代法がいかに樺太先住民社会に影響してきたかを明らかにした学術研究が高く評価され、今後の更なる研究の発展も期待されるため。

 授賞式については、2020年秋に開催予定の第2回研究会にて実施する予定です。

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北海道民族学会事務局(中田)
〒093-0042 網走市字潮見309-1
北海道立北方民族博物館 気付
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