講演会―遠友学舎炉辺談話
『アイヌ民族が先住民族であるという意味』
 
常本照樹[北大アイヌ・先住民研究センター長]

日時:11月20日(木)18:30~20:30
会場:北大遠友学舎 札幌市北18条西6丁目
主催:北大高等教育機能開発総合センター
    北大アイヌ・先住民研究センター
※参加自由、無料

昨年9月に「先住民族の権利に関する国連宣言」が採択され、今年6月には国会が「アイヌ民族を先住民族とすることを求める決議」を採択しました。そして、政府はこれを受けて国連宣言を参照しながら我が国の実情に合った総合的政策の検討を開始しています。今回は、これらの動きが日本社会に対して持つ意味を考えます。

第23回北方民族文化シンポジウム
 テーマ:北方地域の博物館と民族文化③

【日 時】 10月18日[土]、19日[日]
【会 場】 網走市エコーセンター2000 大会議室
        (網 走 市 北 2 条 西 3 丁 目)

公開シンポジウム「サハリンの言語世界」

【日 時】:9月6日(土)10:00~17:20
【場 所】:北海道大学 人文・社会科学総合教育研究棟 W202教室
【主 催】:北大文学研究科北方研究教育センター
【後 援】:北大アイヌ・先住民研究センター
*参加自由・無料(懇親会は有料・事前申し込み必要)
ポスター (pdf)

日本文化人類学会 北海道地区 研究懇談会
   主催:日本文化人類学会北海道地区  後援:北海道民族学会

■日 時:2008年7月26日(土) 15:00~
■会 場:北海道大学 人文・社会科学総合教育研究棟(W棟) 309号室
■発 表:秦兆雄 氏(神戸外国語大学准教授)
      「中国農村出身の人類学者が見た日本農村―日中文化比較に向けて」

秦兆雄氏は1962年中国湖北省農村の生まれ。
1980年9月、武漢大学入学と同時に都市に移り住む。
1982年3月に来日。都市に居住しながら日本の農村社会に強い関心を抱き、金沢大学文学部在籍中に石川県の農村で現地調査を行う。
さらに東京大学大学院在籍中には千葉県の農村で調査を実施。
その後、1989年から2004年まで、主に中国の出身村で調査を行う。その成果をもとに『中国湖北農村の家族・宗族・婚姻』(風響社、2005年)を出版。
2006年4月以降は、石川県、千葉県、岩手県、兵庫県などで農村調査に従事。
秦氏は「中国農村の子」としての経験を生かし、中国農民の視点から日中両国の家族・親族・宗教儀礼の考察を進めており、日本および欧米における人類学的研究の相対化を試みている。

北海道大学アイヌ・先住民研究センター サテライト2008年度第1回講座&特別講座

■テーマ:マンローと鳥居 ― 同時代を生きた二人の事績、その活用 ―
■趣 旨  
 近年、世界の先住民族が進めている文化活動では、人類学等の研究者たちが残してきた過去の資料を活用することが、重要な意味をもつようになってきています。N.G.マンロー(1863ー1942;スコットランド出身)と鳥居龍蔵(1870ー1953;徳島県出身)も、こうした観点から研究業績、とりわけ先駆的に行った貴重な映像記録が注目されている二人です。
 今回の講座・特別講座は、同時代を生きたマンローと鳥居の研究が、今日的にどのような意義をもつか、その業績がどのように活用されるべきかを比較・再考する機会となるよう企画しました。二人の事績を丹念に追跡し、伝え、活かそうとしてきた方々のご発表により構成しています。アイヌ・先住民研究のあり方、そして文化活動の展望を探るうえで、多くの啓発、示唆を得る機会となるものと考えます。

■日 程
 ≪シシリムカ・サテライト講座/平取会場≫
 【日 時】 6月13日(金) 19:00 ~ 21:00
 【会 場】 ふれあいセンターびらとり (平取町本町)
 【内 容】
  ◆講演1 マンローの横浜時代 ~二風谷定住以前の足跡~
     岡本孝之 氏 (慶応義塾大学准教授)
  ◆講演2 N.G.マンローと鳥居龍蔵 ~二人の異文化へのまなざし~
     天羽利夫 氏 (元徳島県立博物館館長)

 ≪特別講座/札幌会場≫ 
 【日 時】 6月15日(日) 14:00 ~ 17:00
 【会 場】 北海道大学 人文・社会科学総合教育研究棟 W202号室
 【内 容】
  ◆講演1 マンローの考古学研究 ~横浜時代を中心に~
    岡本孝之 氏 (慶応義塾大学准教授)
  ◆講演2 鳥居龍蔵の東アジア研究 ~その足跡と今日的意義~
     天羽利夫 氏 (元徳島県立博物館館長)
  ◆関係研究者のコメントと質疑・意見交換
        ~マンローと鳥居、再評価と資料活用に向けて~

■主 催  北海道大学アイヌ・先住民研究センター  011-706-2859
■後 援  北海道大学大学院文学研究科 北方研究教育センター 011-706-2305