第21回北方民族文化シンポジウム
「北太平洋の文化:北方地域の博物館と民族文化」 (本会後援)     
 【日時】 2006年11月4日(土)、5日(日)
 【場所】 網走市オホーツク・文化交流センター

第9回旭川アイヌ文化フェスティバル
 【主催】 川村カ子(ネ)トアイヌ記念館
       (〒070-0825 旭川市北門町11丁目、℡0166-51-2461)
 【期日】 2006年10月28日(土)、29日(日) (2日間)

     ◆第1日目:10月28日(土) 川村カ子トアイヌ記念館
     ◇13:30~15:00
       講演『アイヌ文化って、すごい!
                ~ 伝承者と生徒たちとの心の交流記録 1967-1990 ~』
       福岡イト子(北海道民族学会会員・元旭川竜谷高等学校郷土部顧問)
       *内容:「アイヌ語」を通して生徒たちはどう自己変革していったか?
     ◇15:00~16:00
       古式舞踊 〔出演〕平取アイヌ文化保存会、旭川チカップニアイヌ民族文化保存会

     ◆第2日目:10月29日(日) 旭川市民生活館
                        (旭川市緑町15丁目、℡0166-52-8866)
     ◇10:00~12:00 アイヌ料理講座
     ◇12:00~13:00 アイヌ料理試食会
     ◇13:10~13:30 フリートーキング 「アイヌと学校教育」
     ◇13:30~16:00 オイナ(神謡) 川村久恵
                   「フキノトウになったオイナカムイの妹の話」 砂沢クラ伝
     ◇16:00~      閉会式

北大文学研究科公開シンポジウム
「北方的―北方研究の構築と展開」
2006年9月30日(土) 9:30~17:40
会場:人文社会科学総合教育研究棟(W103教室)
*第2部「北方のフロンティア」はW105教室
主催:北海道大学大学院文学研究科
参加無料(事前申し込み不要、ただし懇親会は申し込み必要)

【開催趣旨】
 北海道大学は日本の北方研究の中心としての役割を担ってきました。文学部・文学
研究科においても古くから、北方地域の文化・言語・考古・歴史など、特色ある研究
が行われてきました。今回のシンポジウムは、文学・芸術・環境なども含めた、より
広範な視点から「北方」を捉え、新たな北方研究の構築と展開をはかるものです。

プログラム
■挨拶と趣旨説明 9:30~9:40 文学研究科長 栗生澤猛夫
■第1部「北方的なるもの」 9:40~12:40(司会:北村清彦)
問題提起:
9:40~11:00
①加藤博文 熱帯に生まれた人類、北へむかう―人類史における北方
②川口暁弘 日本史研究と「北方」
③吉開将人 北方と南方―鳥居龍蔵・北海道帝国大学と「南支那」
④佐々木亨 博物館展示にみる北方と南方
11:00~11:20 休憩
11:20~12:40
⑤佐藤知己 アイヌ語の「北方度」
⑥谷古宇尚 「北方」の風景画―ロシアの旅する画家たち
⑦大西郁夫 ロシア文学と北方イメージ
⑧池田 透 北方地域における環境研究の課題
■第2部「北方のフロンティア」 10:50~16:20
ポスターセッション(会場:W105教室)
(1) 片桐保昭(歴史文化論講座)「地域アイデンティティとランドスケープデザインの構築」
(2) 広田理紗(芸術学講座)「北海道大学所蔵の写真資料について―特に水産関係を中心に―」
(3) 永山ゆかり(スラブ研究センター)「カムチャツカ少数民族の言語と文化」
(4) 布施和洋(北方文化論講座)「北方境界領域における陶磁器の流通と消費―北海道島を中心に」
■第3部「北方研究の回顧と展望」 14:00~16:00(司会:宮武公夫)
・ 菊池俊彦氏(北海道大学名誉教授)
「北大北方文化研究室・北方文化研究施設の北方研究」
・ 谷本一之氏(北海道立北方民族博物館長・アイヌ文化振興・研究推進機構理事長)
「環極北 音の文化圏を設定する」
■第4部「北方研究の課題」 16:20~17:40(司会:津曲敏郎)
総括と全体討論
コメント  16:20~16:40 池谷和信氏(国立民族学博物館助教授)
総   括 16:40~17:10 小杉康・北村清彦・宮武公夫 
質問と討論 17:10~17:40
■懇親会 18:00~20:00
会場:エンレイソウ内レストラン「エルム」
会費:一般5千円、学生3千円

■シンポジウム協賛行事 (一般来聴歓迎)

○北方文化講演会(日本文化人類学会北海道地区懇談会・北海道民族学会と共催)
2006年10月1日(日) 10:00~12:00
会場:人文社会科学総合教育研究棟(W309教室)
講演者:池谷和信氏(国立民族学博物館助教授)「狩猟採集民の人類学―人類にとって狩猟とは何か?」

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○北方言語研究会
2006年10月1日(日) 13:30~17:00
会場:人文社会科学総合教育研究棟(W309教室)
発表者:山田  祥子(北海道大学大学院生) 「ウイルタ語後置文の機能論的分析」
    風間伸次郎(東京外国語大学助教授)「ツングース諸語の複数接辞について」
    切替  英雄(北海学園大学助教授)「アイヌ語の上(かみ)と下(しも)」

テッサ・モーリス・スズキ講演会
「憲法・領土・アイヌモシリ」

日 時:2006年6月24日(土)18:30~21:30
場 所:札幌市男女共同参画センター3階ホール
         札幌市北区北8条西3丁目札幌エルプラザ内

プログラム
 アイヌ舞踊/アイヌ・アート・プロジェクト
 テッサさん講演「憲法・領土・アイヌモシリ」
 アイヌからの発言 小川早苗氏、結城幸司氏
 質疑応答 終了後、テッサさんのサイン会

内 容 (主催者による紹介)
テッサ・モーリス・スズキさんは、先住民族アイヌの研究をはじめ繊細な想像力によって、現状を打破するための真摯な提言をしているオーストラリア在住の思想家です(著書に『辺境から眺める』みすず書房、『自由を耐え忍ぶ』岩波書店など)。世界の先住民族や第三世界を踏み台に暴力的な超大国アメリカと同盟し、「単一民族」観を無意識につくりあげている日本を批判し、つねに「共に響きあう場」「超越的な対話の場」をさぐっていこうとするテッサさんの主張は、力や戦争で解決しようとする風潮が高まっている現在、大きな意味をもっているように思います。彼女の思想を多くの人々に知っていただきたいと思います。まわりの方々もお誘いのうえ、どうぞいらしてください。

主催/テッサ・モーリス・スズキ講演実行委員会
後援/札幌市・札幌国際プラザ・北海道新聞社・朝日新聞北海道支社・毎日新聞北海道支社・読売新聞北海道支社

日本文化人類学会 北海道地区 懇談会
あべ弘士講演会 「北方の人と動物」

日 時:2006年3月28日(火) 18:00~19:30
場 所:旭川こども冨貴堂
詳しくはこちら(pdf)をご覧ください。