リプロダクションをめぐる政策-韓国・日本比較シンポジウム
(人文・社会科学振興のためのプロジェクト研究事業プロジェクト研究
「豊かな人間像の獲得―グローバリズムの超克」コア研究「産育の現場から」)
リプロダクションの担い手である女性の身体は、歴史や政治のさまざまな局面で利用され、動員されてきました。また現在でも、産むこと・産まないことは、国家の重要な政策のひとつと位置づけられています。今回、韓国と日本の研究者を招いて、日本の戦時下および戦後の母性政策を、韓国と日本の両方の視点から照らし出します。
また、韓国の出産の医療化は急激で、現在帝王切開率は40%近い高率を示しています。韓日の妊娠・出産の現状と歴史的変遷を比較し、両国の文化の違い、および女性にとっての望ましい出産について考えたいと思います。
参加費は無料ですので、たくさんの方の参加をお待ちしています。
日時:2月12日(日) 午前10時~午後5時半
場所:北海道大学 情報教育館3階
プログラム(予定)
10:00~ Cho Young Mi「韓国の出産の医療化過程(仮題)」(通訳付き)
11:30~ 日隈ふみ子(題名未定)
12:00~12:30 ディスカッション
12:30~14:00 昼食
14:00~15:00 Ahn Taeyoon「戦時体制と母性の植民化(仮題)」 (日本語での発表)
(休憩15分)
15:15~15:45 山村淑子(女性史研究者)「戦時体制下日本における家族と母性」
15:50~16:20 田間泰子(大阪府立大学)「戦後日本の母性再編と解体~敗戦国日本の「家族の戦後体制」とは何だったか~」
(休憩10分)
16:30~17:00 ディスカッション
17:00~17:30 総合討論
問い合わせ:広瀬玲子 松岡悦子