北海道民族学会 会員各位
新型コロナ対策として緊急事態宣言が出される中、皆様、いかがお過ごしでしょうか。皆さんの健康が守られ、早く収束してほしいと学会としても願っております。
皆さんのところに、『北海道民族学』第16号が届いた頃かと思います。皆さんの協力のもと、本年度もこのように刊行できますこと、厚くお礼申し上げます。
北海道民族学会のHPに、『北海道民族学』第16号の目次を掲載しました。また、北海道民族学会では、論文掲載後1年が経過すると、学術促進のため論文を公開することになっています。第15号に掲載された論文が、無料でダウンロードできるようになっています。
http://hes.official.jp/index.php/info10/kaishi 今一度、ご確認下さい。
『北海道民族学』は、皆さんからの投稿、そして、投稿原稿を査読する会員からの支援により刊行を続けることができています。今後とも『北海道民族学』を持続的に刊行していけるよう、皆さんからの論文の更なる投稿をお待ちしております。ぜひ、興味深い学術成果、世に問いたい主張を投稿下さい。研究途上や資 料的な論文も、研究ノートとして投稿することができます。会員の皆さんの研究進展の一助に、『北海道民族学』をご利用頂ければと思います。
査読制度につきましては、投稿された論文に対して、より専門分野が近く、より適切な会員に査読者になって頂いてきました。小さな学会ですので、なかなか査読者を選定することに苦労してきたのが実情です。そこで、学会として査読制度を整えるため、会員の皆さんの専門性を整理しているところです。今後、学会から皆さんに専門分野の問い合わせや査読依頼が届くかもしれません。その際は、どうかご協力頂きますよう、ここに切にお願いいたします。
また、現在、査読倫理の指針(またはガイドライン)についても学会として検討しているところです。我々の研究生活を思い返しますと、査読を通して、鋭いコメントや新たなる視点を受けることによって、多いに成長させられてきました。北海道民族学会も、この査読のやり取りを大切にし、学会員間の切磋琢磨を尊重してきました。しかし、査読は時として、厳しすぎる指摘や要望により、投稿者を圧迫してしまいます。これは、査読の意図するところではございません。そこで、査読倫理の指針を整える必要があると考え、現在、その準備を進めております。指針が整いましたら、学会HPで公開いたしますので、ご参照頂ければ幸いです。
今後とも、『北海道民族学』への投稿、研究会への参加、北海道民族学会の運営について、ご協力とご支援を頂きますよう、お願い申し上げます。
北海道民族学会
会長 平田 昌弘