2009年度第3回地域・産業研究会  (地域分析研究委員会 主催)

日 時:2010年 1月19日(火) 18:00~21:00
会 場:釧路公立大学第2会議室
コーディネーター:金子 康朗

①18:00~19:30
  「四宅ヤエさんのこと」
  講 師:平良 智子氏(アイヌ語白糠方言 口承文芸伝承者四宅ヤエさんの孫)

②19:30~21:00
  「四宅ヤエさんのテキストからアイヌの口承文芸について
      ―沙流地方との違いについて―」
  講 師:田村 雅史氏(千葉大学大学院博士課程在学中 アイヌ語白糠方言研究者)

国際シンポジウム「間宮林蔵が見た世界-サハリン島・デレン・石碑」

① 函館会場  ポスター (pdf)
■趣 旨 平成21(2009)年は、間宮林蔵がアムール河下流域を踏査し、デレンの満洲仮府で3人の清朝の官吏、トジンガ・ボルフンガ・フェルヘンゲと名刺を交換してから200年目にあたる。旅行の後、間宮林蔵は村上貞助の援助を得て報告書を2冊作成した。その『北夷分界余話』・『東韃地方紀行』は、サハリン島やアムール河の下流域に居住する先住民族の文化を研究する上で貴重な文献である。函館市中央図書館には、『東韃地方紀行』の写本が所蔵されている。また市立函館博物館には、間宮林蔵がデレンからの帰路に遠望した2基の石碑の拓本がある。この函館市で、国際シンポジウム「間宮林蔵が見た世界」を開催し、函館市の文化財を皆さんに広く知っていただく。
 また、清朝のアムール河流域・サハリン島支配についての専著のある松浦茂氏をはじめとして、国内外の研究者を招へいし、間宮林蔵の業績を学術的に検討する。

■日 時 平成21年8月30日(日)9時30時~16時30分
■会 場 函館市中央図書館 視聴覚ホール・ロビー 〒040-0001 函館市五稜郭町26番1号
■主 催 「間宮林蔵の大陸の旅200年」実行委員会
  共 催 函館市中央図書館
  後 援 北海道民族学会・函館市教育委員会(予定)
■内 容 <基調講演> 
       松浦  茂(京都大学教授)
         「19世紀初頭江戸幕府の北方調査」
       <報 告>  
       大塚 和義(大阪学院大学教授)
        「間宮林蔵『東韃地方紀行』の道をたどる」      
       タチヤーナ=P=ローン(サハリン州立郷土誌博物館館長)
        「間宮林蔵と200年後のサハリンの旅」
       中村 和之(函館工業高等専門学校教授)
        「1809年9月5日に間宮林蔵は何を見たか?」
      <総合討論> 司会 小川 正樹(函館ラ・サール高等学校教諭)
■展 示 函館市中央図書館蔵の『北蝦夷図説』・『東韃紀行』など関係資料
      国立公文書館内閣文庫蔵の『北夷分界余話』・『東韃地方紀行』のパネル
      市立函館博物館蔵の「勅修奴児干永寧寺記」「重建永寧寺記」拓本
■備 考 参加は無料。事前の申し込みは不要。当日配布する資料集は実費頒布とする。    

② 稚内会場  ポスター (pdf)
■趣 旨 平成21(2009)年は、間宮林蔵がアムール河下流域を踏査し、デレンの満洲仮府で3人の清朝の官吏、トジンガ・ボルフンガ・フェルヘンゲと名刺を交換してから200年目にあたる。旅行の後、間宮林蔵は村上貞助の援助を得て報告書を2冊作成した。その『北夷分界余話』・『東韃地方紀行』は、サハリン島やアムール河の下流域に居住する先住民族の文化を研究する上で貴重な文献である。稚内市は、間宮林蔵の出発地である宗谷場所の近くに位置し、そこには間宮林蔵の銅像などが設置されている。この稚内市で、国際シンポジウム「間宮林蔵が見た世界」を開催することで、間宮林蔵の事跡について稚内市民の皆さんに知っていただくことを目的とする。

■日 時 平成21年9月5日(土)10時~16時30分
■会 場 稚内総合文化センター 小ホール  〒097-0022 稚内市中央3丁目13番23号
■主 催 「間宮林蔵の大陸の旅200年」実行委員会
  後 援 北海道民族学会
■内 容 <基調講演> 
       佐々木 利和(国立民族学博物館教授)
        「林蔵の見た樺太」
       <報 告>  
       佐々木 史郎(国立民族学博物館教授)
        「デレンを探して―間宮林蔵はどこまで行ったのか?―」          
       タチヤーナ=P=ローン(サハリン州立郷土誌博物館館長)
        「間宮林蔵と200年後のサハリンの旅」           ※ 通訳:垣内 あと
       中村 和之(函館工業高等専門学校教授)
        「1809年9月5日に間宮林蔵は何を見たか?」
       <総合討論> 
       司会:内山 真澄(稚内市教育委員会学芸員)/千田 周二(北海道稚内高等学校教諭)
■展 示 国立公文書館内閣文庫蔵の『北夷分界余話』・『東韃地方紀行』のパネル展示
■備 考 参加は無料。事前の申し込みは不要。当日配布する資料集は実費頒布とする。
       タチヤーナ=ローン館長は、諸般の都合によりビデオでの報告となる予定である。

小樽文学館シンポジウム「旧小樽地方貯金局と小坂秀雄」

日 時:2009年6月5日(金)午後6時~8時
ところ:市立小樽文学館企画展会場 (無料)
     小樽市色内1丁目9-5 - 0134-32-2388
パネラー:
  坪田丈嗣氏、大岡慎一朗氏、駒木定正氏(北海道職業能力開発大学校建築学科)
  片桐保昭氏(環境デザイナー)
  山際進氏(建築家、前丸ノ内建築事務所長)

☆ 昭和27(1952)年に建設された「旧小樽地方貯金局」(現・小樽市文学館・美術館)は、日本の近代公共建築を牽引してきた郵政建築の第一人者、小坂秀雄が手がけた戦後最初のRC造(鉄筋コンクリート造)の建物で、その後の各地の郵政建築・公共建築の基本となったといわれております。この時期の郵政建築で、ほぼ創建時の姿をとどめ、現在も使用されているのは非常にまれであり、近代建築史の上も改めて注目されています。
 今回のシンポジウムと企画展は、小坂秀雄作成の「小樽地方貯金局」設計図、またその調査に基づき制作された「小樽地方貯金局」1/100の模型を展 示、さらに小坂秀雄の代表的な作品と発言を通して、設計時の理念を生かした建物の発展的再生について、提案していくものです。
 小坂秀雄設計「旧小樽地方貯金局」(文学館・美術館)+駐車場・手宮線跡地をあなたなら、どう「再生」したいですか?楽しいアイディア、お聞かせ下さい。

「講演と唄の夕べ:サハリン先住民言語を伝え、残す」 

日 時:6月2日(火)18:30~20:00
会 場:北大人文・社会科学総合教育研究棟 W309室
講師・演者:
     E.ビビコワ(ウイルタ語伝承者)
     I.フェジャエワ(ウイルタ語伝承者)
     K.マチェヒーナ(エウェンキー語伝承者)

★サハリンで先住民言語・文化の教育や保護活動に携わっている方々をお招きし、現状についてお話しいただくとともに、ウイルタ語などの唄をいくつかご披露いただきます。[通訳付き・参加無料]

主 催:北大大学院文学研究科北方研究教育センター
後 援:北大アイヌ・先住民研究センター、北海道民族学会

*北海道大学大学院文学研究科北方研究教育センターのHPに写真が掲載されました。

「遊牧の民の調べ -モンゴルの馬頭琴とカザフのドンブラ-」 ポスター(pdf)

日 時:2009年3月15日(日)14:30開場、15:00開演(終演17:00)
会 場:北海道大学 遠友学舎(地下鉄南北線北18条駅から西へ徒歩10分)
◎入場自由・無料◎

主 催 北海道民族学会&NPO法人北方アジア文化交流センター・しゃがぁ
後 援 北大文学研究科北方研究教育センター

20090315a

20090315b

1 カザフというところ(スライドレクチャー by 西村)(10~15分)

2 カザフの音楽(by クグルシン)(30~40分)
  休   憩
3 ゴビというところ(スライドレクチャー by 西村)(10~15分)
4 馬頭琴演奏 (by ネルグイ)(40~45分)
5 ネルグイ&クグルシン セッション(約15分)

・司会とおはなし:西村幹也(NPO法人しゃがぁ代表、北海道民族学会会員)
・演奏者:ヨンドン・ネルグイ(馬頭琴、モンゴル在住)/リヤス・クグルシン(ドンブラ、モンゴル在住)