北海道民族学会は、民族学・文化人類学と関連分野(考古学、社会学、言語学など)に関心を持つ会員によって組織された学会です。1981年の創設以降、年2回の研究会の開催、および年1回の『通信』(後に『会報』、更に『北海道民族学』と受け継がれる)の発刊を毎年続けてきました。

 北海道民族学会の会員は、大学教員、大学院生、博物館学芸員などのほか、関心をお持ちの一般市民の方から構成されています。北海道在住の会員を中心としつつも、本州各地にも広がっています。そのため、北海道民族学会で発表される研究のフィールドは、北海道を初め、本州、東アジアから世界全体に広がっており、テーマもアイヌ文化を初め、生業、観光、乳文化、儀礼、地域開発、医療人類学、民族音楽学、少数民族問題、博物館学、先住民アートなど多岐にわたります。

 このように、北海道民族学会は、多様な地域や多様な社会の生業・文化・言語の構造を紐解き、学術活動を互いに刺激し合い、共に切磋琢磨していく集まりです。賛同される方は、ぜひご参加下さい。