「北大とアイヌ」を考える連続学習会・第五回 (オンライン学習会)
日時:2020年7月31日(金)18:15-20:15
タイトル:大学と先住民族との関係および研究倫理のあり方:カナダ・ユーコンの事例に学ぶこと
話題提供者:葛西奈津子、山口未花子、小田博志
プロフィール
葛西奈津子:京都大学大学院人間・環境学博士後期課程単位取得満期退学。北海道大学CoSTEP特任准教授、客員准教授を経て、2019 年カナダ・ユーコンカレッジHeritage & Culture program修了、 2020年3月まで、同カレッジ附属Yukon Research Center / Northern Climate
Exchange部門の研究助手として勤務。
山口未花子:北海道大学大学院文学研究院准教授。カナダ・ユーコン準州の先住民と動物の関係についてフィールドワークを続けている。著書に『ヘラジカの贈り物』春風社など。
小田博志:北海道大学大学院文学研究院教授。ドイツにおける草の根の平和と和解、ペルー・アンデスの先住民族の生業について調べている。著書に『平和の人類学』法律文化社など。
内容:北大とアイヌ民族との関係を考え、よりよいものに変えていくために、海外の事例に学び、それをここ北海道の現場に活かすことも有益である。今回は、カナダのユーコン準州における、先住民族とユーコン大学との共働のプロジェクトやカリキュラム、ならびにカナダ・ユーコンにおける先住民族の視点を踏まえた研究倫理について、3名の話題提供者より報告を行い、それをこの北海道の地で、先住民族とともにある大学の組織、カリキュラムの立案、遺骨返還の実現、大学の謝罪、研究倫理の実質化、先住権の回復、ひいては脱植民地化にどう活かすことができるか、また問題点は何かなどをディスカッションしたい。
※話題提供者の止むを得ない事情で急きょ日程変更になる可能性もございます。予めご承知おきください。
参加⽅法:zoom(ウェブ会議システム)で⾏います
参加申し込みが必要です。以下から登録をお願いします。
https://zoom.us/meeting/register/tJEvf-qhqTwpGNcvIW0_8IAQWpmZsQC6MbsV
共催: 「北大とアイヌ」を考える会/科研費基盤研究(C)「脱植民地化過程の中の遺骨返還と人類学者の公共的役割」
※「北大とアイヌ」を考える会は、北大が研究目的で各地から集めたアイヌ遺骨・副葬品の収集経緯、保管・管理体制、そしてその後のご遺族への対応に、どのような問題があったのか、また、北海道大学を構成する一員として私たちはこれらの問題にどう向き合ってゆけばよいのかなどを、所属や立場を超えて対話し、共に考える、北海道大学教員有志が運営する会です。
https://sites.google.com/view/ikotsumondai-kensyou/北大とアイヌを考える会
お問い合わせ:小田(このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。), 山口(このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。)