「北大とアイヌ」を考える連続学習会・第8回(オンライン学習会)

盗掘だけが問題なのか? アイヌ遺骨発掘をどう理解するか

■日時:2021年7/26 (月)18:30~20:30
■話題提供者: 植木哲也
■プロフィール:北海道大学文学部卒業、同大学院博士課程退学。2021年3月まで苫小牧駒澤大学に勤務。著書に、『学問の暴力―アイヌ墓地はなぜあばかれたか』春風社、『植民学の記憶―アイヌ差別と学問の責任』緑風出版、訳書に、ファイヤアーベント『理性よ、さらば』法政大学出版局、グランジェ『哲学的認識のために』同、など。
■内容:北海道大学は一連のアイヌ遺骨収集について謝罪を拒んでいます。遺骨の取り扱いに「適切な配慮」を欠いたことは「反省」するが、盗掘を示す資料はない、という説明をこれまで繰り返してきました。あたかも盗掘だけが謝罪の必要な不祥事であるかのようにも聞こえますが、はたしてそうでしょうか。盗掘でないから謝罪しないと言い張ることで、大学が失うものはないでしょうか。そもそも盗掘がなかったと言い切れるのでしょうか。1930年代から戦後にかけて行われた北海道大学によるアイヌ遺骨収集の経緯を振り返り、過去の出来事が現在にとってどのような意味をもつか考えたいと思います。

■参加方法:zoom(オンライン会議)で行います
参加申し込みが必要です。以下から登録をお願いします。
https://zoom.us/meeting/register/tJ0ud-usrDMuHdJQ5gX4lct3saKbO_jhgSk8

お問い合わせ:小田博志 このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。

主催:「北大とアイヌ」を考える会
※「北大とアイヌ」を考える会は、北大が研究目的で各地から集めたアイヌ遺骨・副葬品の収集経緯、保管・管理体制、そしてその後のご遺族への対応に、どのような問題があったのか、また、北海道大学を構成する一員として私たちはこれらの問題にどう向き合ってゆけばよいのかなどを、所属や立場を超えて対話し、共に考える、北海道大学教員有志が運営する会です。
https://sites.google.com/view/ikotsumondai-kensyou/北大とアイヌを考える会
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